近年、ご家族や親族から不動産を相続されたというご相談が増えています。特に東京都内、なかでも品川区のような資産価値の高いエリアでは、「相続した不動産を売却するべきか、活用するべきか」で悩まれる方が多いのが実情です。今回は、その判断を行ううえでのポイントをご紹介します。
まず重要なのは、相続した不動産の「現状把握」です。
築年数、構造、設備の状態、現在の市場価値や賃貸需要などを明確にすることが、今後の方向性を定める第一歩となります。また、法務局で登記状況を確認し、所有権や共有者が明確であるかも確認しておくと安心です。
次に考えるのが費用面です。
不動産を所有し続けるには、固定資産税や都市計画税、場合によっては修繕費や管理費も必要となります。今後も維持しながら貸す、または自身で使うという選択肢には、こうしたランニングコストを踏まえた長期的な視点が欠かせません。
一方で、「遠方に住んでいて管理が難しい」「将来的に使用予定がない」「共有名義でトラブルになりそう」といった場合は、売却を選ぶ方が合理的です。
特に品川区のように流動性が高く、需要も安定しているエリアであれば、スムーズな売却が見込める可能性が高いといえます。適正価格での査定を受けることで、相場観を掴みやすくなります。
なお、賃貸として活用する場合には、初期投資(リフォーム・クリーニングなど)や管理体制の構築も検討が必要です。空室リスクや入居者対応に不安がある場合は、管理会社に委託することで安心感が得られるでしょう。
最後に、相続に関する税金面(相続税・譲渡所得税)も重要です。不動産の評価や売却益の扱いによって税額が変わるため、税理士や不動産の専門家と連携しながら判断を進めるのが得策です。
当社では、品川区を中心に相続不動産の売却・活用に関するご相談を数多く承っております。将来にわたって資産を有効に活用していくために、まずはお気軽にご相談ください。