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再開発が進む品川駅周辺―地価は今後どう動く?
2025年7月15日

品川駅周辺は、いま首都圏でも屈指の再開発エリアとして注目を集めています。特に「高輪ゲートウェイ駅」の開業を皮切りに、品川〜田町エリアでは大規模な都市再編が進行中です。これにより、地域の利便性や国際性が一段と向上し、不動産価値にも大きな影響を与えています。

品川駅は新幹線、山手線、京急線など多くの路線が交差するターミナル駅であり、ビジネスと交通の要衝。そこに今、新たなオフィスビルやホテル、住宅棟、商業施設が次々と建設され、街全体が生まれ変わろうとしています。「品川開発プロジェクト(品川駅街区開発)」では、旧車両基地跡地に約13ヘクタールの再開発が進み、国際ビジネス都市としての機能が強化される予定です。

こうした再開発が地価に与える影響はすでに顕著です。2020年の高輪ゲートウェイ駅開業前後から、周辺の地価は緩やかながらも上昇傾向を示しており、今後数年はさらなる上昇が予想されます。特に投資家や企業の注目が高いエリアでは、地価の上昇スピードも早く、競争が激化しています。

ただし、地価の動向には注意も必要です。2025年〜2030年にかけて主要施設が順次完成していくことで、一時的な過熱やバブル的な動きが出る可能性もあります。特に金利上昇や不動産市場全体の調整局面と重なると、上昇トレンドが鈍化するリスクも考慮すべきです。

とはいえ、交通インフラの強化と国際化が同時に進む品川駅周辺は、中長期的には「価値が落ちにくいエリア」としての地位を確立しつつあります。特にタワーマンションや高層オフィスビルを中心とした新築物件は、資産性の高い選択肢として人気を集めていくでしょう。

不動産購入を検討している方にとって、品川駅周辺の動向は無視できない重要な指標です。再開発の進捗を追いながら、将来を見据えた賢い判断が求められています。